すみません。遊☆戯☆王は5D'sの途中までしか見てないノーネ。
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では以下、大好評発売中ビッグガンガン02号掲載のシノハユ第53話紹介記事です。
ネタバレ注意でお願いします。
西の魔物、勝利の笑顔。
変形・整理して
この場合 \(m=f(n)\) の形の二次方程式にするよりも、\(n, m\) がともに整数であることを利用して考えた方が早いので、左辺を整数×整数の形にしています。
\(n\) は11以上、\(m\) は3の倍数、などの条件を満たす\( ( n, m )\) の組を求めると、\( ( 24, 6 )\)。
つまり24本場に2900オール、それまでの散家からの供託が計6本でこの+133500に達する計算です。
が、オーラスの点数移動は2900オールとはかけ離れています。
直前までは前話までと同様に打ち、オーラスだけ16000オール(+積み棒)を和了って派手に終わらせたように見えますね。
K@DSさんの30符1翻制約説(第51話 ※6あたりを参照)に従った上で、「最後にトバす時だけ自由に打てる」みたいな設定があるのかも。
というわけで、オーラスのみ別項に分けて上の式を書き直すと
変形・整理して
上と同様の条件を満たす\( ( n, m )\) の組を求めると、\( ( 19, 0 )\)。
つまり供託リーチ棒はちょうどゼロになり、オーラスは19本場だったと推定できます。
よって点数表は
他家を薄く薄く削りつつギリギリまで生かしておき、最後に役満でトドメ。
ほぼ搾り取れる限界まで搾り取るという、これ以上ないくらいえげつない勝ち方でした…
控室に戻った野津部長。
負けてしまったことを謝る部長に、部員たちは
リアルだけど後ろ向きなフォロー…
でも、この子だけは 何かの確信があるように、言い切ります。
野津部長はこの言葉に特に感じる所のある様子はなく、軽く流していましたが
ここは何かほーっという感じですね。
今は本人にすらイメージできない「野津雫が椋千尋に勝つ」ビジョンが、慕には見えている──
今後のシノハユに、またひとつ楽しみ増えてきた!
というところで湯町中の団体戦は終わりました。
勝てるとは言えない、でも負けるとも思っていない。
あれを見てなお吞まれていない曖奈さん、頼もしいなあ。
その曖奈さん、チクリと
今や湯町中の部内トップ・閑無をトバすほどの実力者に育っていますが、本人の資質とともに、曖奈さんの教育が優秀なんでしょうね。
そしていつか──
移動に二時間ぐらいかかるそうですから、六月とはいえもう真っ暗。
坂根先生は荷物を取りに学校に戻り、はやりんは終電に乗るため駅に残ります。
他の子たちは駅前を歩いていきますが
いつのまにか、野津部長の姿が見えません。
まさか、この前の閑無みたいに…
と思ったら 学校にいました。
クールビューティー坂根先生の口をこんな形にさせる野津部長の大声は、やっぱり武器になるんじゃないかなあ(しつこい)
家に帰る気になれないので、少し部室で打ちたいと申し出ると
坂根先生、意外にも「ちょっとさわるだけだぞ」と許可します。
二人麻雀でもするのかと思いましたが、先生は部室の入り口で見守るだけ。
ひとり席についた野津部長が
自動卓の洗牌音を聞いていると、自然にこぼれてきた、それはたぶん
控室のドアの前で押し殺していた感情。
あれだけの力量差がありながら、負けたことを悔しいと思う、
麻雀が大好きな女の子の。
そこへ どうして部室にいると思ったのか、というのは愚問ですね。
駅で別れたはやりん(13)を除く麻雀部員全員が、ここに集まりました。 部長を心配して、というのはもちろんですが
やっぱり野津部長と同じように、悔しくて、麻雀を打ちたくてたまらなくなったのかもしれません。
問答無用で「帰れ帰れ!!」とみんなを追い返そうとする坂根先生
でしたが────結局な?
そしてひとりハブられたことを知るはやりん(13)が「このプロきつい…」と言われるまで──あと十五年。
ちひちゃん何連荘?
この魔物の大連荘は何連荘だったのか、計算してみました。 まず、この↑自動卓の点数はたぶんマイナス表示に対応してなくて0表示になっているということだと思うので、最終結果はこちら↓ ちひちゃんが30符1翻だけを和了り続けたとすると、オーラス(東一局\(n\)本場)までの獲得点数133500は、この式を満たします。
\(\displaystyle \sum_{ i = 0 }^{ n } (1500+300i) + 1000m = 133500\)
\(m\)は他家の供託リーチ棒の数
\( n ( n + 11 ) = 880 - \displaystyle \frac{ 20 }{ 3 }m\)
\(n\) は11以上、\(m\) は3の倍数、などの条件を満たす\( ( n, m )\) の組を求めると、\( ( 24, 6 )\)。
つまり24本場に2900オール、それまでの散家からの供託が計6本でこの+133500に達する計算です。
が、オーラスの点数移動は2900オールとはかけ離れています。
直前までは前話までと同様に打ち、オーラスだけ16000オール(+積み棒)を和了って派手に終わらせたように見えますね。
K@DSさんの30符1翻制約説(第51話 ※6あたりを参照)に従った上で、「最後にトバす時だけ自由に打てる」みたいな設定があるのかも。
というわけで、オーラスのみ別項に分けて上の式を書き直すと
\(\displaystyle \sum_{ i = 0 }^{ n - 1 } (1500+300i) + 48000+ 300n + 1000m = 133500\)
\( n ( n + 11 ) = 570 - \displaystyle \frac{ 20 }{ 3 }m\)
つまり供託リーチ棒はちょうどゼロになり、オーラスは19本場だったと推定できます。
よって点数表は
家 | 学校 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 菰沢中 | 椋 千尋 | 109800 | +53700 | 163500 |
南家 | 比礼振中 | 川神 風花 | 3400 | -17900 | -14500 |
西家 | 湯町中 | 野津 雫 | 5800 | -17900 | -12100 |
北家 | 姫原中 | 加本 沙奈 | 1000 | -17900 | -16900 |
ほぼ搾り取れる限界まで搾り取るという、これ以上ないくらいえげつない勝ち方でした…
順位 | 学校 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 | 総合点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 菰沢中 | 椋 千尋 | 30000 | +133500 | 163500 | 350900 |
2 | 湯町中 | 野津 雫 | 30000 | -42100 | -12100 | 162900 |
3 | 比礼振中 | 川神 風花 | 30000 | -44500 | -14500 | 40600 |
4 | 姫原中 | 加本 沙奈 | 30000 | -46900 | -16900 | 45600 |
慕の信じる雫を信じろ
ドアの前で、辛うじて平静な表情を作って控室に戻った野津部長。
負けてしまったことを謝る部長に、部員たちは
いやぁ
あれはもう…
無理だろ………
あとで牌譜を見ればわかりますけど格の違いを認め、屈服の言葉を口にします。
普通じゃないですあいつ…
リアルだけど後ろ向きなフォロー…
でも、この子だけは 何かの確信があるように、言い切ります。
野津部長はこの言葉に特に感じる所のある様子はなく、軽く流していましたが
ここは何かほーっという感じですね。
今は本人にすらイメージできない「野津雫が椋千尋に勝つ」ビジョンが、慕には見えている──
今後のシノハユに、またひとつ楽しみ増えてきた!
というところで湯町中の団体戦は終わりました。
あとは個人戦だ
師弟ガールズ
ちひちゃんの麻雀に圧倒された子がここにもはぁ~~…山本先輩に続き、曖奈さんも「あれ」呼ばわり(笑)
勝てる気がしないです あの子に
勝てるとは言えない、でも負けるとも思っていない。
あれを見てなお吞まれていない曖奈さん、頼もしいなあ。
その曖奈さん、チクリと
今年は東の1年生が豊作だと思ってたけどからの 曖奈さんの一言一句に反応して、くるくる表情を変える悠彗。
すごい子がいるわねぇ西は
今や湯町中の部内トップ・閑無をトバすほどの実力者に育っていますが、本人の資質とともに、曖奈さんの教育が優秀なんでしょうね。
そしていつか──
よいメガネ
湯町中チームは駅のホームで解散。移動に二時間ぐらいかかるそうですから、六月とはいえもう真っ暗。
坂根先生は荷物を取りに学校に戻り、はやりんは終電に乗るため駅に残ります。
他の子たちは駅前を歩いていきますが
いつのまにか、野津部長の姿が見えません。
まさか、この前の閑無みたいに…
と思ったら 学校にいました。
クールビューティー坂根先生の口をこんな形にさせる野津部長の大声は、やっぱり武器になるんじゃないかなあ(しつこい)
家に帰る気になれないので、少し部室で打ちたいと申し出ると
坂根先生、意外にも「ちょっとさわるだけだぞ」と許可します。
二人麻雀でもするのかと思いましたが、先生は部室の入り口で見守るだけ。
ひとり席についた野津部長が
自動卓の洗牌音を聞いていると、自然にこぼれてきた、それはたぶん
控室のドアの前で押し殺していた感情。
あれだけの力量差がありながら、負けたことを悔しいと思う、
麻雀が大好きな女の子の。
そこへ どうして部室にいると思ったのか、というのは愚問ですね。
駅で別れたはやりん(13)を除く麻雀部員全員が、ここに集まりました。 部長を心配して、というのはもちろんですが
やっぱり野津部長と同じように、悔しくて、麻雀を打ちたくてたまらなくなったのかもしれません。
問答無用で「帰れ帰れ!!」とみんなを追い返そうとする坂根先生
でしたが────結局な?
わるいメガネ
そのころ 勝手に彼女の端末チェックとか、最低なメガネですね ┐(´ー`)┌そしてひとりハブられたことを知るはやりん(13)が「このプロきつい…」と言われるまで──あと十五年。
(ビッグガンガンVol.03 第54話へつづく!)
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シノハユ第9巻充塡率(適当)100.0% ←3月24日(土)発売予定!!
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コメント
コメント一覧 (15)
根っからの文系なのでこういうのは本当にありがたいです。
ちひの的確さが仮に予知もしくはエイちゃん的支配だとするなら、亜空間殺法で想定を狂わせれば…とも思いましたが、そういうのは部内で知子さんが既にやってそうなんですよね。
・ゆずのオカルト読み+鳴き阻止
・ともの鳴きを駆使した攪乱
・係長の対子を集める能力
・ボンコっちの最速5巡というスピード
菰沢勢が口を揃えて「止められない」と言っている以上、これらの方法は通じない。
では、慕と曖奈さんの態度はいったい何を根拠としているのか。
野津部長蘇生のドラマ共々、続きが気になります。
慕は口調からして、千尋攻略の糸口をもう見つけているんですかね。そうだったら赤土先生クラスの分析力も兼ね備えているのかなー、とワクワクしました。個人戦が待ちきれません。
きっと千尋以上の実力者を普通に知ってそうですよね
お母さんもそうだけどその知り合いとか
ちひに対しては明確な攻略法がある?
逆に、ゆずは対策しようがなく力技で押し切るしかなかったので「強かった」とか?
※1 K@DS様
ひいい…数式をメモから写し間違えてmの符号が逆になっていたのをこっそり直しました。
野津部長が勝った松江市大会の決勝では、土壇場で湯町トップ3の打ち方をイメージしていましたね。
誰かの打ち筋を技術的にコピーするとかではなく、抽象的すぎる言い方になりますが、「イメージ」さえできればどんな相手にも勝てる人なんじゃないかなーと。
野津部長に対する私のイメージ()は、例に挙げられたエイスリンさんに近いです。
※2様
慕の場合、麻雀に関してはハルちゃんよりも直覚的な理解をしていると思います。
極端な例でいうと、一枚の絵に対して、画像データの解像度や色調分布を解析し、それを論理的に統合して把握するのがハルちゃんだとすれば、慕はただ見ることで絵の本質をとらえる、みたいな。
個人戦では覚醒慕はじめ、気になる子たちの活躍をたっぷり見たいですね。
※3 jyushisirin様
KonyoKOUDOUの記事も拝見しました。
世界最強の魔女ニーマンを破ったと噂のナナさん、(その人脈も含め)想像もつかない強さなんでしょうね…
白築慕という、こんな麻雀狂いにして麻雀強者がなぜ生まれたのか、幼少期からの物語をずっと読んでいても、はっきりとはわからない謎がいっぱい。
ナナさんが何者なのか、明らかになる日を待ちたいですね。
※4様
ちひちゃんはここをこうすれば勝てる、という打ち手ではなさそうですし、攻略法というより、野津部長のポテンシャルに期待してるのかと。
慕はもし菰沢の他の選手と戦い勝ったとしても、同じように「強かった」と言いそうです。
実際強いので。
・ちひよりも他家が先に張った局がある
・菰沢監督がちひを隠したがっている(バレたら困る何かがある)
これらを鑑みるに、ちひに対しては「爽の当たり牌をカンで握り潰す」みたいな奇抜な発想で突破口を開ける可能性はありますね。
衣、照、そしてすこやんと、魔物に一撃を加えたのはいつも想定外の打ち筋でしたし…
直感で打つ咲さんは、鳴きズラし・先行カン・槍槓狙い等のアナログ的対策で “好きにさせてもらえない” ことを能力者以上に恐れてますが、慕のちひゆずに対する評価の差もそれに近いのかも。
ゆずは鳴かせない支配ではなく、鳴かれる牌を止めていたように映るので。
杏果の読みにくい待ちに振ることがある曖奈さんはおそらく能力者ではなく、技術+人読みで勝つ人。
慕が曖奈さんに苦手意識持ってるのは、上記のゆずに対する評価と同じ理由なのかも。
コメント有難うございます。
返信遅くなってすみません。
末原さんには第一打牌をランダムに選択して咲さんの視界を塞ぐ、という「対策」もありましたね。反則のような能力者に、ノーマルな、あるいは格下の打ち手がどう立ち向かうか、というのも咲-Saki-の醍醐味でした。
エイスリンさんとそれを封じたまこ、という構図で言えば、野津部長はたぶんまこ側で…野津部長≒エイスリンさん、という上の拙コメントはちょっと的外れだったかもしれません。
ただ、慕が今回の大将戦で部長なら勝てると本気で思っていた様子から、例えば慕がレクチャーするとかではなく、野津部長の地力の中にちひちゃんへの対応策が出てくる素地アリ、と思えたので。
個人戦で曖奈さんと魔物の対局が描写されれば、何かヒントになるかもしれませんね。
すごく楽しみです。
タイプ的にまこさんなのか、エイちゃんなのか、それともマホちゃんなのかは分かりませんが、仰るとおり「強いイメージ」こそ野津部長勝利の鍵となりそうですね。
配牌に合わせてイメージを変えていく、市大会で見せたあの柔軟さをもっと磨くことができれば一気に化けるかも。
個人戦では既に敗退しているため真相は来年度の大会までお預けですが、その時は大いにリベンジして欲しい!
あと、今回の野津部長落涙は心に刺さりました。
レギュラーの中では格下と知りつつも良きリーダーであり続けてきたからこそ、悔しさもひとしおであり、そして部員たちも一緒に悔しがってくれる。
ちひに壊される配もあっただけに、最後の嬉し泣きは一筋の光明が差し込んだ思いです。
あと、P156みたく寂しそうに「帰りたくない」と言ってきたら、連れ込んじゃいますね私なら(どこへ?)
菰沢勢は描写なしでしたが、最後に親役満ブチかましたちひは監督に怒られてそうですね(笑)
ともあれ全国進出の菰沢ですが、個人戦で慕と曖奈さんに攻略法をバラされてしまい、団体戦全国大会に支障をきたす可能性も…
そうでなくとも、ワンマンチームでは勝てないことが今回の湯町敗退で浮き彫りになったので、菰沢が全国制覇できるか否かは、臨機応変に動けるゆずとも達の双肩にかかっているかもしれません。
来年度の湯町における閑無・杏果・野津部長のように。
コメント有難うございます。
野津部長は本当にいいキャラですねー。
来年の団体戦では勝って泣いてほしい。
>連れ込んじゃいますね私なら
おまわりさんこいつです。
菰沢の全国編はぜひやってほしいですね。愛知代表校のニワチョコ中(仮)や、更生して強くなったに違いない若菜ちゃんと当たってくれないかなー。個人戦では同じ県の慕と当たる可能性もあるし…
早く見たい!見たい!
「ちょっとさわるだけだぞ」
このやり取りを見てると、女生徒と美人教師のいけない関係に思えて…(笑)
冗談は抜きにしても、今回の野津部長と坂根先生はなんだかいい感じだったので、百合ぢからが無いのがネックだった野津部長はそっち方面でも期待できますね!
全小のライバルたちと菰沢勢の試合はぜひ見たい。
宣言牌を食い取って掴ませるニワちゃん殺法はゆずのオカルト的リーチ判断の前に通用するのか、善野さんvsボンコっちのスピード勝負はどうなるのかetc...
あと、兒生ちゃんはちひと当たって欲しいですな…ぬふふ…
コメント有難うございます。
気づいちゃうかーそこに。
同学年の子がポップコーンにしか興味ない以上、禁断の道行きは避けられないかもしれませんね…
>兒生ちゃんはちひと当たって欲しいですな…ぬふふ…
鬼畜ですか?同感ですけども!
千代崎小OG勢では、宥姉に似た雰囲気の真廻さんが気になっているので出てきてほし…
コメント有難うございます。
だが来年は慕ちゃんを擁する湯町が菰沢を倒す!!