ビッグガンガンで、シノハユと咲日和はだいたいいつも並んで掲載されていますが、怜-Toki-だけちょっと離れたページに置かれているのが気になっていた人も多いはず。

それが、今月号ではめでたくジェットストリームアタック!
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これは初めてじゃないかな?
月刊ビッグガンガン 2017年 Vol.02 2/23号
スクウェア・エニックス
2017-01-25



では以下、大好評発売中ビッグガンガン02号掲載怜-Toki-第8局の紹介記事です。
ネタバレ注意でお願いします。

学校を(仮病で)休んだ竜華の家まで、プリントを届けに来た怜。
竜華は戸を開けてくれるのか?

赤パジャマ 青パジャマ ラパジャマ

怜の用事がプリントを届けることだと知った竜華は、ポストにでも入れてといてくださいと他人行儀に言って、玄関を開けようとしません。
そこで怜がとった作戦は…
3数えるうちに開けへんと
私とホンマのホンマに友達やめることになるで?
相手に考える余裕を与えず決断を迫る、カウントダウン戦法。
しかし竜華は「友達」というところに激しく反応し、カウント1で岩屋戸オープン!
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ふきゅっ
これは…裸ジャージならぬ、裸パジャマ?

久しぶりに祈りを捧げます── Thanks to be mekimeki
ふとももに流るる汗をありがたみ(NS魂の俳句)

さてそこには笑顔の怜がいて…
そのまま、てててーと家宅侵入を果たしました。

プリントを渡し終えても
帰れと言えない竜華と、帰ると言わない怜。
竜華は熱いお茶を淹れてきますが、会話は途切れがち。

怜は、竜華のお母さんのおうちのほうを知らないから、おばあちゃんちに来ました。
プリントは授業参観のお知らせ。
竜華のお母さんは忙しいから、おばあちゃんに来てもらうことになりそう。

ぽつりぽつりとそんな話をしながら、怜は思い知るのでした。
やっぱり
私竜華ちゃんのことなんも知らんなぁ
だから、これを(スッ…)
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さっき公園で何やら書き込んでいたのは、このノートだったんですね。
すでに表紙もカスタマイズ済み。
が、これを見た竜華の瞳は曇ります。
もう友達やめたのに
こんなことする意味あるんか?
ここで怜が返した答えは、後世、咲-Saki-男前大賞を受賞することになるでしょう。
友達やからやるんちゃうよ
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──初めてそんなふうに言われた、この言葉を抱きしめるように
竜華は「こうかんノート」を抱きしめて、ぽろぽろと泣きだしました。
お勉強ができて
運動神経がよくて
クラスの人気者

そんな言葉でわかったフリして
知ろうとすらしてへんかった

葉子の見てる竜華ちゃん
しんちゃんの見てる竜華ちゃん
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私の竜華ちゃんを
ちゃんと見つけたる

ドアホふたり

その夜。
文机のスタンドを点し、
怜から、絶対一人の時に読んでや!と言われたとおりに、緊張しながらノートを開く竜華。

いきなり

竜華ちゃんのドアホ

私のこと振り回すだけ振り回して
突然 友達やめるとか ホンマ自分勝手!

とクレームから入りますが

でも
私もアホでした

竜華ちゃんはいろいろ持っててええな
勝手にそう思ってました

「ほんとう」ってむずかしいですね
今の私にはようわかりません

だからこの日記を
ふたりの「ほんとう」でいっぱいにしていきたいです

この、怜の素直な心が綴られた日記を読んだ竜華は
あのペンダントを握りしめて…

麻雀少女なんちゃら

翌日。
竜華はちゃんと登校して来ましたが、怜とは目も合さず、口もききません。
それを見て、怜以上に野上さんの方が不安になっていますが…

ついに、竜華が話しかけてきました。
その表情はとても暗く、辛そうで
怜ちゃん…
あんな…日記のことやねんけど
ごめん…
これを聞いて、沈む怜の表情。
覚悟の特攻(ぶっこみ)をかけて、せいいっぱいの気持をぶつけたけれど──
その思いは、竜華には届かなk
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kkkk
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あー…はい。
それでかー(棒)
日記は他の誰にも見せない!でも内容をちょこっと喋るのはOK…そんな感じなの?
ちなみに野上さんは日曜朝のアニメ「麻雀少女なんちゃら」を見てるそうです。
これがスピンオフになる可能性は15%ぐらいあると思います
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そして怜×しん、腕ガッでミッション成功を祝います!
他の誰ともくらべずに
何があって
何がない
案外
私たちは似たもの同士かもしれへんなぁ

すっかりイチャイチャのラブラブのベッタベタになった怜と竜華を、一歩引いたところから見ている、野上さんとしんちゃん。

怜という不思議な子を知って、
野上さんには今、竜華に対する独占欲とは違う気持ちがあるようで──
怜とまた卓を囲みたい、と穏やかに、少し淋しそうに、語るのでした。

そんな野上さんに、しんちゃんは優しい言葉をかけます。
葉子ちゃんの麻雀
好きやで
一直線でかっこ良かった
真っ赤になって「ありがとう」を言い、しんちゃんの服の裾をきゅっと摑む野上さん。
怜との勝負を経て、本当に大事なもの、失くすべきではないものが、自然に見えて来たのかもしれませんね。

しんちゃんがまたあの面子で打ちたいと言うと、「いっそみんなで麻雀部入っちゃいますか?」と野上さん。
近くでそれを聞いた麻雀部の多恵ちゃん、すかさず
それホンマ!?
うちむっちゃ弱小やから
みんなきてくれたらホンマうれしいわ!
弱小…だったのか。

たぶんまだ期限の一週間は来ていないけれど
四人の答は、決まっているようです。
(ビッグガンガンVol.03 第9局へつづく!)
怜-Toki-第2巻充塡率(適当)27.8%