まず言いわけから入りますと、…いやこの項は飛ばして下さって結構ですが。
いつも画像編集をやっているサブのマシンが異常に重くなりまして。
原因はちょっとわかりません。
再起動してアカウントのアイコンをクリック→パスワード入力ボックスが出るまで、10分ぐらいかかるんです。
パスワード入れた後も通常の画面が出るまで同じくらいかかる…なんじゃこれ。
CPUメーターやタスクマネージャーを見る限りではメモリ不足というわけでも無さそう。
とにかくOS含め全ソフトの動きが超スローで、これじゃ動かないのと一緒です。
どこかでノロノロビームを浴びたのでしょうか…
まあ古い子なんで、そろそろ寿命なのかもしれません。

そのサブPCに大昔のフォトショップ(アップデート権限が切れてました)が入っていて、いつもそれを使って画像のトリミングとか補正をしていたのを、そういうわけで今回はメインPCの使い慣れないクリペで作業しました。
疲れた…
はい、どうでもいい管理人の近況でした。


以下、大好評発売中ビッグガンガン02号掲載のシノハユ紹介記事です。
ネタバレ注意でお願いします。

6人いる!

☣ 今月の扉絵 ☣
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なんと、先月号では姿を見せなかった陽葵ちゃんがいるではありませんか!
広島に引っ越したとばかり思っていたのに…(妄想です)

先輩 vs 新入生

あの時の雫

さて、野津先輩の強烈な歓迎ぶりに戸惑いつつも、部室に入っていく慕たち五人。
2年前
李緒ちゃんが口にしたその言葉を切掛に、野津部長は語り始めます。

二年前の松江大会に自分も参加していて、その時に慕たちを知ったこと。
湯町小の多目的室で麻雀を打つ慕たちに、声をかけられずにいたこと。
その一年後、あの垂れ幕で慕が全国三位になったのを知ったこと。
そんな白築さんたちがそのままうちに来てくれるなんて!
ずっと気になって…見ていた子たちが、雁首揃えて向うからやって来た!
というテンションの上がり方だったんですね。

ここで小学生大会には無かった(高校にも無い)「市大会」の話が出ます。
去年の湯町中はこの市大会を突破して県大会に行ったけれど、一回戦で敗れたのでした。
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李緒ちゃんの説明を聞いて、玲奈ちゃん
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そこへ三年生二人組が到着、さらっとこんな補足情報が。
県大会のあとのもう1段階──山陰大会…だと鳥取と島根しか無いから、中国大会みたいな感じですかね。

ここで二人のフルネームも判明します。
右から山本亜搖子さんと勝部美凛さん。みりんて。
亜搖子さんは常用漢字と正字体が混在した表記。うーん親御さんの意図がわからん。

ともあれ、
じゃあ始めましょうか

A卓一回戦東一局 親・慕  ドラ

慕の配牌  
おじさんなら から落としてくところかな
私とおかーさんなら
と、お豆腐切り。
確かに普通は何も考えずに孤立した端牌を切るところ。
ナナさんの麻雀はわかりませんが、慕は純全が好きなので端っこを残す、ということですかね。
よくわかりません。
慕の手牌   
しかし全国で速攻の名手を見て来た白築慕、臨機応変!
出たら鳴くよ
と切り替えます。
ここでタイミングよく対面から
慕の手牌     ポン
このあと、出入りの詳細はわかりませんが手牌に が入り、 を捨てています。
そして十巡目。
慕の手牌     
次巡、下家のはやりんが先制リーチ。
はやりの捨牌  西 リーチ
北家のこのリーチに対し、西家野津部長は初牌の 切り。
慕は暗刻落としかな、と推測しますが
雫の手牌  
正解。
さらにここで上家の山本さんが
亜搖子の捨牌    リーチ
うむ、 あたりかな。(適当)
慕の手牌     
切って一向聴でしたが、ここはいったん現物。
慕の手牌     
はやりんが通してくれた 切り
慕の手牌     
対面野津部長からチーをして、三面待ち聴牌。
慕の手牌      
一般的ルールではリーチしてる人が二人もいてカン裏を増やすのは怖いし、確実な安牌である をツモ切りすべきところですが、ここのルールではカンドラ・カン裏が無いという。
それならば!
と果敢に加槓!!(異議は認めない)
嶺上牌はドラの でした。
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慕はこれを手牌に入れ、三面張を捨ててドラ単騎にします。
しかし脳みそとろけるような笑顔。これが麻雀狂いか…かわいいな
慕の手牌      
いったん組み替えて、二人に通ってる 切り。
そして…
慕の和了    ツモ   
發ドラ3の親満。
一方はやりんは…
はやりの手牌
やっぱりドラ待ちでしたか。
ダマのほうがよかったかな…
と、少し後悔。
惜しかったネ!

結果

山本勝部野津多久和石飛稲村白築瑞原
1A0-16133
1B2-2020-2
2A-13049
2B-7-988
3A-250619
3B-15-8167
(計)-38-13-31-2940122831
上の見出しに先に書いちゃいましたけど、A卓B卓に分かれて(たぶん半荘)三回対戦したということですね。
玲奈ちゃんの名前が無いのはどういう事でしょう。
一回も混ざらなかったのかな…?
石飛閑無   40(一年)
瑞原はやり  31(一年)
白築慕    28(一年)
稲村杏果   12(一年)
勝部美凛  -13(三年)
多久和李緒 -29(二年)
野津雫   -31(二年・部長)
山本亜搖子 -38(三年)
入部させるためにワザと負けてくれたのかな、なんてひそひそ話していると、
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…全力だったみたいです。

episode of side-S

そろそろ下校時間ということで、三半荘で部活終了。
打ち足りなさそうな慕、はやりん。
そこへ
公立中学の弱小部活なんてそんなもんよ
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む。顧問の美人教師登場。
年の頃はまふふと同じくらいかな。
つまり、現在のインハイ選手たちの親世代ですが、独身ぽいから十五年後に誰かの母親になっていたりするかは微妙なところですかね。
でも後頭部がお母さんチックではある。

この人が、中学生たちに滔々と持論を語ります。
少子化の影響で、島根──とくに公立校には選手を育成する環境が無いこと。
広島の穏渡(おんど)女子、島根なら私立高校の朝酌女子が外部からコーチを招いたりはしているけれど、この辺のクラブチームにはジュニア育成プログラムが無いこと。
何より自分は顧問の待遇が良くならない限り指導などはしたくないこと。
(逆にいえば指導のスキルはあるということでしょうか)

とまあ、一言で言えば
部活に期待するな
という厳しい沙汰を言い渡し、部員たちを帰します。

一人になった部室で牌を手に取り、
気楽なほうがいいだろ…
と、意味深につぶやく坂根先生。
ここで思わず
沈んでいるのは、心の休息
それとも昔、失ったせいか
と、J・A・シーザーの曲が脳内に再生された私は、やっぱりちょっと疲れているようです…

まあ何かがあったにせよ、待遇がどうのと大人界のあれこれを子供に語って聞かせてる時点で、結局この人は教えるのが好きな人なんだと思います。
見てごらんなさい…今にきっと(部活に)デレるわ!

期待してたのと

部室を出て廊下を歩きながら、坂根先生をフォローする上級生たち。
玲奈はスイミングスクールが、はやりんは芸能活動があるので少し入部を躊躇するようなそb
ダメよ!!
ふたりとも入部して!!
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【閑無、新記録か】

野津部長のこのテンションはやっぱり元からみたいです。
去年も森本さんという幽霊部員がいたから出られる時間だけでも参加してほしいと言われ、玲奈とはやりんも入部する感じになりました。

ここで李緒ちゃんとみりんさんはなぜかポップコーンをしに調理室へ去り、野津部長と山本さんともお別れ。
下駄箱の場所が別なんでしょうね。

一年生五人で帰る道々。
まだ散らずにある桜を見ていたら
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なんだか、泣けてきたんだ
(第30話へつづく)