リファラスパムとは
Google Analytics の管理画面を見ていると、時々妙な解析結果が表示されます。心当たりの無い海外サイトからのアクセスが異様に多かったり。
このブログに存在しないページが「人気記事」として統計結果の上位に出てきたり。
言語コード(日本語ならja、英語ならenなど)に意味不明の文章やアスキーアートが混じってたり。
大抵の場合、それはリファラスパムと呼ばれるよからぬアクセスの反映で、潰しても潰しても新顔が出てきて、イタチごっこ。
ログで計測される地域はほとんどロシアですが、実際のアクセス元はよくわかっていません。
リファラスパムは、解析ツールユーザーを特定のサイトに誘導する目的で、アクセスログを改竄します。
わざと目立つ痕跡を残すことでサイト管理者が「なんだこれ?」とリンクを踏み、そのWEBページを開かせることが目的だとされています。
ウチの記事を読んでるわけでも、その誘導ページにリンクを貼ってくれているわけでもありません。
最終的な目的は、単に悪戯だったり、アクセス数を稼ぐためだったり、特に悪質な場合はフィッシングのためだったり、いろいろです。
一般の閲覧者様に対して直接悪さを働くわけではないのですが、解析データが汚染されることで管理人の心が荒み、結果としてこのブログがますますつまらなくなる恐れがあります。
多くの解析ツールユーザーは、このスパム対策にかなりの時間的ロスと精神的ストレスを強いられているのです。
以下は、ここ数か月でこのブログに偽装アクセスしてきたリファラスパムと、その対策一覧です。
怪しいアクセス元を見つけたら
とりあえず、このWEBサービスで調べます。ここに調べたいURLを入力してみて、aguse.jp: ウェブ調査
あやしいサイトや知らないサイトを訪れる前に、URLを入力するだけでサイト背景情報を調査したり、迷惑メールの送付経路を表示したりすることが出来ます。
サイト http://xxxx.com の調査結果<外部にリダイレクトされています。>
このメッセージが出てきたらクロですのだ。フィルタを設定し、解析結果から排除します。
対策
Google Analytics フィルタ設定の手順
- 管理メニューで「フィルタ」を選択
- 「フィルタを追加」を選択
フィルタ名
適当に分り易い名前をつける。フィルタの種類
「カスタム」→「除外」を選択、フィルタフィールドを選択し、フィルタパターンを入力。フィルタの確認
「このフィルタを確認する」をクリックし、フィルタが機能していることを確認する。
機能していない場合、フィルタフィールドとフィルタパターンを変えてみる。設定を保存する
「保存」ボタンをクリックして、終了
当サイトに来たリファラスパムへのフィルタ一覧
フィルタ フィールド | フィルタ パターン |
---|---|
キャンペーンのキーワード | годом.рф |
キャンペーンのソース | bukleteg.xyz |
言語設定 | Secret.ɢoogle.com You are invited! Enter only with this ticket URL. Copy it. Vote for Trump! |
キャンペーンのソース | lifehacĸer.com |
キャンペーンのソース | \.xyz |
ホスト名 | not set |
キャンペーンのソース | motherboard.vice.com |
キャンペーンのソース | blackhatworld.com |
言語設定 | Vitaly rules google |
言語設定 | not set |
地域 | Samara Oblast |
新しいリファラスパムは全世界同時多発的に発生するので、私あたりが気づいた時には、既にどなたかが対策を公開していることが多いです。
そのおかげで、上の例も大半は簡単にフィルタ出来ました。
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