今日の深夜二時。
文化放送・超!A&G+で、去る十月二十七日に逝去された松来未祐さんの追悼特別番組『松来未祐~メモリーズ~』が放送されました。 司会はアニスクの長谷川のび太アナ、ゲストには阿澄佳奈さん(ひだまりスケッチシリーズ)、神田朱未さん(D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズ)、儀武ゆう子さん(たまゆらシリーズ)、高橋美佳子さん(ハヤテのごとく!シリーズ) 。

番組は静かなオルゴールの音で始まりました。

のび太さんが松来さんの略歴を紹介、懐かしいキャラソンなどをはさみながらリスナーや関係者のメッセージを読み上げ、後半に上の四人の対談がありました。

四人は終始笑いながら、亡くなる前後の面白エピソードを紹介してくれました。

病院食をほとんど食べられなくなった時に試しにマイセンのカツサンドを与えるとものすごい勢いで食べ続け、以後これが主食になった?こと
三十八歳の誕生日(9/14)に「マツキハサンバ」という曲をPV(大御所も含め、カメオ出演の面々がひたすらマイセンのカツサンドを食べているというV)ごと作って見せたらドン引きされたこと
話ができなくなったときも白目をむいて変顔をつくり、お見舞いの人たちを楽しませようとしていたこと
告別式の日、BGMにかけていたCDが誰も操作していないのに場面に合わせて選曲されていたこと

そして、遺族のポン太とチーは友人に引き取られたので安心してほしいということ

最後に

松来未祐 大好きだー!

という四人の唱和を引き取ったのび太さんが挨拶して、番組は終わりました。


itigo

個人的には深夜アニメを見始めたころ、D.C. 〜ダ・カーポ〜の鷺澤頼子(美咲)でお名前を覚えました。
アニラジでは「(有)チェリーベル」、「松来未祐と金田朋子のRADIOデコピンないと」を欠かさず聴いていました。鈴村・櫻井両氏の容赦ないイジリや金朋さんの人智を超えた暴走にあわあわしつつも、めげずにか弱い反撃を試みるんだけど最後はいつも「なんでぇ──!?」的なオチに収斂していく様式美が好きでした。

咲-Saki-以外のアニメで特に印象に残っているキャラは、
ぱにぽにだっしゅ!◆メディア
咲-Saki-でいうと霞さんみたいな感じでしょうか。
いつもニコニコしていて、でも底知れない怖さがある子。
これを松来さんにやらせるのか、と少し意外に思った記憶があります。
鍵姫物語 永久アリス輪舞曲◆御咲キサ
今で言うクレイジーサイコレズのハシリですかね。
ヒロインより、断然こっち派でしたね、ええ、ええ。
ふたりはプリキュア Splash☆Star◆チョッピ
プリキュアには新人~若手、精霊には中堅~ベテラン、という傾向が出てきた頃の配役。
松来さんももう若手じゃないのかーと思ったのを覚えています。
CLAYMORE◆フローラ
レギュラーキャラではなく、出てきてすぐ戦死してしまったけれど、独特の存在感で長く記憶されているところが、ちゃちゃのんみたい。
美少女というより美お姉さんでした。
ひだまりスケッチ◆吉野屋先生
ほんと、松来さん本人と見分けがつかないほどのハマり役でしたね。
5期が作られることになっても別の人の声になってしまうんだなあ…
さよなら絶望先生◆藤吉晴美
松来さんには珍しく、ぽわんとしたところのない、ガーって来る子。
腐だけど


忘れないと思います。

ゆっくりと おやすみなさい
続く オルゴールの響く音
繰り返す 優しい歌に
お願い もう誰も泣かないでいて
空の向こう 届く光
見えるかな?
松来未祐作詞・歌「おやすみなさい」より