ヤングガンガン平成18年第6号掲載
【再読シリーズについて】
ブログを始めて最初に書いた紹介記事が第138局「好機」(2015-02-06)でした。
咲-Saki-ブロガーの端くれとしては、それ以前の137局+番外編などもコンプリートしたくなりますよね。
というわけで、第1話「出会い」から順に、本編インターバルのタイミングで更新していくことにしました。
あくまで自己満足のためですが。二年ぐらいかけて、第137局に追いつきたいと思います。
第3話であると同時に、第0局。
短期集中連載の予定が、三か月後の第12号から本格連載開始になったということでしょうから、この「第0局」というのは単行本化の時につけられたのではと思われます。

さて、前話からの続き。

東風戦・二回目

麻雀は勝利を目指すものよ
勝つための麻雀を打ってみなさい!!
部長にこう焚きつけられて、咲さんはあっさりと
わ…
わかりました
他家の三人はそれぞれにカチンと来たようですが、
勝つ…ってトップってことですよね
でも──
プラマイゼロじゃトップにはならないですよ
これにはガクッ
どうも「勝つ」という概念を理解していない咲さんに、部長はとりあえず自分の持ち点を1000点からと思って打ちなさい、と助言します。
*以下、「咲の脳内点数表」にマウスを乗せると「実際の点数表」が表示されます(PCのみ)。

東一局 親・優希 ドラ

咲の和了   ツモ
なんと咲さん、いきなりダブリー一発ツモ!
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年片岡優希
33000-390029100
南家1年宮永咲
1000+79008900
西家1年原村和33000-200031000
北家2年染谷まこ33000-200031000
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年片岡優希
25000-390021100
南家1年宮永咲
25000+790032900
西家1年原村和25000-200023000
北家2年染谷まこ25000-200023000

東二局 親・咲 ドラ

和が咲さんに7700を直撃。
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年宮永咲
8900-77001200
南家1年原村和31000+770038700
西家2年染谷まこ31000±031000
北家1年片岡優希
29100±029100
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年宮永咲
32900-770025200
南家1年原村和23000+770030700
西家2年染谷まこ23000±023000
北家1年片岡優希
21100±021100

東三局 親・和 ドラ

和の和了   ツモ
はい、和の親満ツモです。
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和38700+1200050700
南家2年染谷まこ31000-400027000
西家1年片岡優希
29100-400025100
北家1年宮永咲
1200-4000-2800
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和30700+1200042700
南家2年染谷まこ23000-400019000
西家1年片岡優希
21100-400017100
北家1年宮永咲
25200-400021200
咲さんの脳内点数表ではここでトビ終了なんですが、特にリアクションはありません。
この状態はオーラスまで続くので、終局後の咲さんのセリフと平仄が合わない感じがするんですが、その辺どうなんですかね。

東三局一本場 親・和 ドラ

和の和了   ロン
和がたたみかけます。
この辺はデジタルというより咲さんへの対抗心剝き出しで、非常に攻撃的に見えます。
リアルでのこんな打ち方を、後に部長に矯正されるわけですが、一方これも後に憧が「理想」と言った、デジタルから一歩抜け出た、和のもうひとつの顔でもあるような気がします。
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和50700+1190062600
南家2年染谷まこ27000±027000
西家1年片岡優希
25100-1190013200
北家1年宮永咲
-2800±0-2800
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和42700+1190056600
南家2年染谷まこ19000±019000
西家1年片岡優希
17100-119005200
北家1年宮永咲
21200±021200

東三局二本場 親・和 ドラ

東風戦の怪物・優希が意地を見せた感じでしょうか。
原作では「優希が和から7000点を和了り」というナレーションだけで、闘牌シーンはありません。
7000点という点数は麻雀に無いので、和了点6400点の二本づけで7000ということですね。
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和62600-700055600
南家2年染谷まこ27000±027000
西家1年片岡優希
13200+700020200
北家1年宮永咲
-2800±0-2800
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家1年原村和56600-700047600
南家2年染谷まこ19000±019000
西家1年片岡優希
5200+700012200
北家1年宮永咲
21200±021200

東四局 親・まこ ドラ

咲の和了 西西  嶺上 ツモ
出た。 西 槓からの嶺上開花が四暗刻に!!
でも優希がリー棒出さなければ(脳内の)±0には届かなかったわけで、咲さん的にはその辺りをどうするつもりだったんでしょうか。
子ですから連荘で調整していくこともできませんし…しかし結果はぴたりと±0。
もしかしたら、優希にリーチさせたのも、咲さんの能力の内かも知れない…(ゾクッ)
咲の脳内点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家2年染谷まこ27000-1600011000
南家1年片岡優希20200-900011200
西家1年宮永咲-2800+3300030200
北家1年原村和55600-800047600
実際の点数表
学年選手開始時得失点終了時
東家2年染谷まこ19000-160003000
南家1年片岡優希12200-90003200
西家1年宮永咲21200+3300054200
北家1年原村和47600-800039600
あと、上にも書きましたが、この役満を和了った時点で自分の点数を±0と認識しているということは、自分がマイナス点だという認識もしていたことになります。
部長あたりが予め「トビ終了は無しよ」とか言ってるシーンがあればすっきりしたんですが。
ちょっともやもやするわね…

ともあれ、咲さんは勝ちました。

saki-003-023-01

勝つことの喜びを知って、幸福感が抑えられない咲さん。
一方敗れた和は、黙って部室を飛び出して行ってしまいました。

ほんとの気持ち

咲さんは、部長に背中を押され、和を追いかけます。
ベンチに座る和を見つけ、隣に坐って…正直な気持ちを告げました。

今までイヤな儀式でしかなかった麻雀を打って、嬉しい気持ちになれたこと。
勝ったからではなく、強い和が相手だから楽しく打てたこと。

けれど、和は
私は麻雀が好きです
だからあなたに負けたのがとても悔しい
麻雀を好きでもないあなたに…
それに…
強い相手ならたくさんいますよ
全国に
全国、というキーワードがここで出てきます。

その夜、自宅で、自動卓に触る咲さん。
そこに父親が帰宅し、捨てちまうかそれ、と声をかけられますが、まだ取っとこうよ、と答えます。
かつて家族四人で囲んだこの卓、「お母さんたち」が家を出ていることが示唆されます。
麻雀、家族、自分のほんとの気持ちは何なのか。
そこへ、父親が麻雀雑誌を投げて寄越します。
言われたページを見ると、そこには「お姉ちゃん」の記事がありました。
…学校大会覇者
宮永照(17)
…も優勝狙います
それを握りしめる(アニメでは抱きしめる)咲さん。

翌日、放課後

咲さん、麻雀部部室に乗り込みます。
もう、気持ちは決まったから。
驚く部員たちに
麻雀部(ここ)に入れてもらえませんか
私…
原村さんともっとたくさん打ちたいんです
もっと麻雀で勝ちたいんです…!!
(第3話/第0局へつづく)