ヤングガンガン平成18年第6号掲載
ブログを始めて最初に書いた紹介記事が第138局「好機」(2015-02-06)でした。
咲-Saki-ブロガーの端くれとしては、それ以前の137局+番外編などもコンプリートしたくなりますよね。
というわけで、第1話「出会い」から順に、本編インターバルのタイミングで更新していくことにしました。
あくまで自己満足のためですが。二年ぐらいかけて、第137局に追いつきたいと思います。
第3話であると同時に、第0局。
短期集中連載の予定が、三か月後の第12号から本格連載開始になったということでしょうから、この「第0局」というのは単行本化の時につけられたのではと思われます。
さて、前話からの続き。
どうも「勝つ」という概念を理解していない咲さんに、部長はとりあえず自分の持ち点を1000点からと思って打ちなさい、と助言します。
*以下、「咲の脳内点数表」にマウスを乗せると「実際の点数表」が表示されます(PCのみ)。
咲さんの脳内点数表ではここでトビ終了なんですが、特にリアクションはありません。
この状態はオーラスまで続くので、終局後の咲さんのセリフと平仄が合わない感じがするんですが、その辺どうなんですかね。
この辺はデジタルというより咲さんへの対抗心剝き出しで、非常に攻撃的に見えます。
リアルでのこんな打ち方を、後に部長に矯正されるわけですが、一方これも後に憧が「理想」と言った、デジタルから一歩抜け出た、和のもうひとつの顔でもあるような気がします。
原作では「優希が和から7000点を和了り」というナレーションだけで、闘牌シーンはありません。
7000点という点数は麻雀に無いので、和了点6400点の二本づけで7000ということですね。
でも優希がリー棒出さなければ(脳内の)±0には届かなかったわけで、咲さん的にはその辺りをどうするつもりだったんでしょうか。
子ですから連荘で調整していくこともできませんし…しかし結果はぴたりと±0。
もしかしたら、優希にリーチさせたのも、咲さんの能力の内かも知れない…(ゾクッ)
あと、上にも書きましたが、この役満を和了った時点で自分の点数を±0と認識しているということは、自分がマイナス点だという認識もしていたことになります。
部長あたりが予め「トビ終了は無しよ」とか言ってるシーンがあればすっきりしたんですが。
ちょっともやもやするわね…
ともあれ、咲さんは勝ちました。
勝つことの喜びを知って、幸福感が抑えられない咲さん。
一方敗れた和は、黙って部室を飛び出して行ってしまいました。
ベンチに座る和を見つけ、隣に坐って…正直な気持ちを告げました。
今までイヤな儀式でしかなかった麻雀を打って、嬉しい気持ちになれたこと。
勝ったからではなく、強い和が相手だから楽しく打てたこと。
けれど、和は
その夜、自宅で、自動卓に触る咲さん。
そこに父親が帰宅し、捨てちまうかそれ、と声をかけられますが、まだ取っとこうよ、と答えます。
かつて家族四人で囲んだこの卓、「お母さんたち」が家を出ていることが示唆されます。
麻雀、家族、自分のほんとの気持ちは何なのか。
そこへ、父親が麻雀雑誌を投げて寄越します。
言われたページを見ると、そこには「お姉ちゃん」の記事がありました。
もう、気持ちは決まったから。
驚く部員たちに
短期集中連載の予定が、三か月後の第12号から本格連載開始になったということでしょうから、この「第0局」というのは単行本化の時につけられたのではと思われます。
さて、前話からの続き。
東風戦・二回目
麻雀は勝利を目指すものよ部長にこう焚きつけられて、咲さんはあっさりと
勝つための麻雀を打ってみなさい!!
わ…他家の三人はそれぞれにカチンと来たようですが、
わかりました
勝つ…ってトップってことですよねこれにはガクッ
でも──
プラマイゼロじゃトップにはならないですよ
どうも「勝つ」という概念を理解していない咲さんに、部長はとりあえず自分の持ち点を1000点からと思って打ちなさい、と助言します。
*以下、「咲の脳内点数表」にマウスを乗せると「実際の点数表」が表示されます(PCのみ)。
東一局 親・優希 ドラ ?
咲の和了 一二二二三⑤⑥⑦⑦⑨ⅦⅦⅦ ⑧ ツモ
なんと咲さん、いきなりダブリー一発ツモ!
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 片岡優希 | 33000 | -3900 | 29100 |
南家 | 1年 | 宮永咲 | 1000 | +7900 | 8900 |
西家 | 1年 | 原村和 | 33000 | -2000 | 31000 |
北家 | 2年 | 染谷まこ | 33000 | -2000 | 31000 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 片岡優希 | 25000 | -3900 | 21100 |
南家 | 1年 | 宮永咲 | 25000 | +7900 | 32900 |
西家 | 1年 | 原村和 | 25000 | -2000 | 23000 |
北家 | 2年 | 染谷まこ | 25000 | -2000 | 23000 |
東二局 親・咲 ドラ ?
和が咲さんに7700を直撃。家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 宮永咲 | 8900 | -7700 | 1200 |
南家 | 1年 | 原村和 | 31000 | +7700 | 38700 |
西家 | 2年 | 染谷まこ | 31000 | ±0 | 31000 |
北家 | 1年 | 片岡優希 | 29100 | ±0 | 29100 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 宮永咲 | 32900 | -7700 | 25200 |
南家 | 1年 | 原村和 | 23000 | +7700 | 30700 |
西家 | 2年 | 染谷まこ | 23000 | ±0 | 23000 |
北家 | 1年 | 片岡優希 | 21100 | ±0 | 21100 |
東三局 親・和 ドラ ?
和の和了 六七八②③③④④ⅣⅤⅥⅦⅦ ⑤ ツモ
はい、和の親満ツモです。
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 38700 | +12000 | 50700 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 31000 | -4000 | 27000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 29100 | -4000 | 25100 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | 1200 | -4000 | -2800 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 30700 | +12000 | 42700 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 23000 | -4000 | 19000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 21100 | -4000 | 17100 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | 25200 | -4000 | 21200 |
この状態はオーラスまで続くので、終局後の咲さんのセリフと平仄が合わない感じがするんですが、その辺どうなんですかね。
東三局一本場 親・和 ドラ ?
和の和了 二三四七七②③④⑤⑥ⅡⅢⅣ ④ ロン
和がたたみかけます。この辺はデジタルというより咲さんへの対抗心剝き出しで、非常に攻撃的に見えます。
リアルでのこんな打ち方を、後に部長に矯正されるわけですが、一方これも後に憧が「理想」と言った、デジタルから一歩抜け出た、和のもうひとつの顔でもあるような気がします。
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 50700 | +11900 | 62600 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 27000 | ±0 | 27000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 25100 | -11900 | 13200 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | -2800 | ±0 | -2800 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 42700 | +11900 | 56600 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 19000 | ±0 | 19000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 17100 | -11900 | 5200 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | 21200 | ±0 | 21200 |
東三局二本場 親・和 ドラ ?
東風戦の怪物・優希が意地を見せた感じでしょうか。原作では「優希が和から7000点を和了り」というナレーションだけで、闘牌シーンはありません。
7000点という点数は麻雀に無いので、和了点6400点の二本づけで7000ということですね。
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 62600 | -7000 | 55600 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 27000 | ±0 | 27000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 13200 | +7000 | 20200 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | -2800 | ±0 | -2800 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 1年 | 原村和 | 56600 | -7000 | 47600 |
南家 | 2年 | 染谷まこ | 19000 | ±0 | 19000 |
西家 | 1年 | 片岡優希 | 5200 | +7000 | 12200 |
北家 | 1年 | 宮永咲 | 21200 | ±0 | 21200 |
東四局 親・まこ ドラ ?
咲の和了 ■西西■四四四ⅡⅡⅡⅧⅧ⑧⑧ Ⅷ 嶺上 ツモ
出た。 西 槓からの嶺上開花が四暗刻に!!でも優希がリー棒出さなければ(脳内の)±0には届かなかったわけで、咲さん的にはその辺りをどうするつもりだったんでしょうか。
子ですから連荘で調整していくこともできませんし…しかし結果はぴたりと±0。
もしかしたら、優希にリーチさせたのも、咲さんの能力の内かも知れない…(ゾクッ)
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 2年 | 染谷まこ | 27000 | -16000 | 11000 |
南家 | 1年 | 片岡優希 | 20200 | -9000 | 11200 |
西家 | 1年 | 宮永咲 | -2800 | +33000 | 30200 |
北家 | 1年 | 原村和 | 55600 | -8000 | 47600 |
家 | 学年 | 選手 | 開始時 | 得失点 | 終了時 |
---|---|---|---|---|---|
東家 | 2年 | 染谷まこ | 19000 | -16000 | 3000 |
南家 | 1年 | 片岡優希 | 12200 | -9000 | 3200 |
西家 | 1年 | 宮永咲 | 21200 | +33000 | 54200 |
北家 | 1年 | 原村和 | 47600 | -8000 | 39600 |
部長あたりが予め「トビ終了は無しよ」とか言ってるシーンがあればすっきりしたんですが。
ちょっともやもやするわね…
ともあれ、咲さんは勝ちました。
勝つことの喜びを知って、幸福感が抑えられない咲さん。
一方敗れた和は、黙って部室を飛び出して行ってしまいました。
ほんとの気持ち
咲さんは、部長に背中を押され、和を追いかけます。ベンチに座る和を見つけ、隣に坐って…正直な気持ちを告げました。
今までイヤな儀式でしかなかった麻雀を打って、嬉しい気持ちになれたこと。
勝ったからではなく、強い和が相手だから楽しく打てたこと。
けれど、和は
私は麻雀が好きです全国、というキーワードがここで出てきます。
だからあなたに負けたのがとても悔しい
麻雀を好きでもないあなたに…
それに…
強い相手ならたくさんいますよ
全国に
その夜、自宅で、自動卓に触る咲さん。
そこに父親が帰宅し、捨てちまうかそれ、と声をかけられますが、まだ取っとこうよ、と答えます。
かつて家族四人で囲んだこの卓、「お母さんたち」が家を出ていることが示唆されます。
麻雀、家族、自分のほんとの気持ちは何なのか。
そこへ、父親が麻雀雑誌を投げて寄越します。
言われたページを見ると、そこには「お姉ちゃん」の記事がありました。
…学校大会覇者それを握りしめる(アニメでは抱きしめる)咲さん。
宮永照(17)
…も優勝狙います
翌日、放課後
咲さん、麻雀部部室に乗り込みます。もう、気持ちは決まったから。
驚く部員たちに
麻雀部 に入れてもらえませんか
私…
原村さんともっとたくさん打ちたいんです
もっと麻雀で勝ちたいんです…!!
(第1局へつづく)
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